今日のボルダリングジムは、かなり空いていた。いつもは、あまり人のいない2階から攻めていて人が少なくなってから1階に降りていくが、今日は最初から1階に行こうと話した。
前回、行ったとき、「2階のホールド、今週変わるんですよね」とそこにいる人が話しているのを聞いていたので、今度来る時はホールドの位置が違っているものと思っていた。
そういうことがあって2階のホールドを見ると、確かに先週やったときとは違っていた。そして変えたばかりの壁はどことなく綺麗だった。
「そうか、今までと違うんだなあ」と考えながら1階に下りた。
1階の壁は、緩いところがあるので、そこでは一番下の級じゃなくてその上の級もできたと思うので、そこからいきなり始めるか!と思いトライし始めた。
ところが、
ん?ここ、なんで一つ一つのホールドがこんなに離れているんだ?先週まではもっと軽く次のホールド握れたのに・・・・ホールド変えたのは、2階だけじゃなくて1階も変わったんだろうなあと自分に言い聞かせてみた。
それで、一緒に行ったトモダチに、
「ねえ、ねえ、この課題、先週と位置が違うよね。難しくなってるよね」
といったのであるが、
「え?そうですか~?変わってないと思いますよ」
「だって、あそこ、あんなに離れているよ。先週まではもっと近かったよ」
と言ってみた。そこは遠すぎたので諦めて違う課題に取りかかった。
すると、遠いところにあるホールドを何とか腕を伸ばしてつかんで、足をえっちらおっちら動かしながら高所恐怖症の僕は、少し足を震わせながら何とか頂上までたどり着いたのであった。
難しくなったようだけど、何とかなるんだなあと思った瞬間だった。
その課題を終わった後、次に取り掛かった。
これが、また難しかった。どうやって登っていけばいいのか全く分からない。
分からないながらも、えい!と心の中で気合いを入れたら、何とか次のホールドをつかむことができ、そこからゴールにたどり着いた。
そして、次の番号の課題に取り掛かろうとしたが、人がやっていてできない。
待っているのももったいないと、別の壁にある上の級の課題をやろうと登り始めた。
ところが、
なんと、
おかしなことに、
その上の級の課題が登れてゴールにたどり着いてしまったのであった。
え?
おかしい。こんなことあるわけが・・・・ない。
ここは、一つ上の級だろ。
と言う事で級を書いている紙を見たら、今まで一つ上だと思った課題は、何と二つ上の級の課題だったのである。
えっ!?そんなのできるわけない・・・・と思ったとたんにその課題は2度目以降登れなくなってしまったのであった。
う~ん、気持ちと言うのはとても大切。
と思った、今日のボルダリングでした。