最近のボルダリングで一番はまっているのは、マップ課題です。マップ課題とは、壁の写真を印刷してその上に課題を書いているものです。紙をファイルに入れているのでファイル課題とか言ったりもします。
ボルダリングを始めてから1年以上の間、このマップ課題には手を出さずにいました。何と言っても、覚えられるわけがないと思ったからです。
そう、マップ課題ってその紙に書いている課題なので、覚えて登らなくてはいけません。そして、覚えるのが手だけではなくて足もだったりするのです。
もう無理だ・・・・と思っていたわけです。
ここずっとの間、自分のボルダリングの技術は停滞気味だったのです。登れる課題は登れるが、登れない課題は絶対ダメという。
どうも目標が見いだせないところで、なら、マップ課題でもやってみようかと思ったのでした。
やってみたら、覚えるのがダメだと思っていた課題も何とかなるものだと分かりました。
最初は、高望みしないで、手だけ覚えて手だけの課題をやる。
それができたら足も覚えて手足限定でやってみる。
そう言うことをやってみたら何とかできることが分かりました。
そして、手だけの課題では登れても足が限定されると、全く違う課題になることが分かります。
一つマップ課題ができると、何となく自信もできて他の課題もチャレンジしようと思います。
そういうわけで、マップ課題をやり続けているのですが、分かってきたことがあります。
課題が書かれた紙を見ながら壁を見て、紙を見て壁を見てと言うことを繰り返していると、いつの間にかちゃんとオブザベーションをしっかりしているのです。
オブザベーションで、頭の中に課題を入れていくと、実際に登っていくのも、何か違うのではないかと思うのでした。
それで、今までできなかった登り方ができたりします。
そう言うことで、壁にぶち当たった人は、是非マップ課題をしてみてください。