朝日新聞の別冊(?)を読んでいたら、ヨセミテの記事がありました。
今日の朝日新聞と一緒に来た「The Asahi Shinbun GLOBE」
その中にあった記事が「ヨセミテ絶壁に挑む」でした。
転記します。
クライマーの聖地 ヨセミテ
命綱なしでスピードを競う
「ハーフドーム」と呼ばれる岩山の絶壁で、23歳の若者が前人未到の偉業に挑んだ。
1,2ミリほどの岩の突起を指先でつかみ、わずかな隆起に足先をかける。
命綱なしの「フリーソロ」というスタイルで、2時間50分での登頂を果たした。
その知らせに世界中のクライマーが驚嘆した。
ハーフドームの絶壁をクライマーが最初に制覇したのは1957年。
ハーケンとロープで体を固定しながら、谷底から山頂まで1475メートルの絶壁を5日間かけて登った。
1976年には2人のクライマーが転落防止のロープだけで34時間で制覇した。
1970年代、若いクライマーたちは社会に反抗し、自由な生き方を貫き、巨岩に登ることを生きがいにしていた。
だが時代は変わり、今ではクライマーの警笛は様々だ。
世界各国から人が集まるようになり、家族連れや、女性の数も増えた。
ロッククライミングは、断崖で繰り広げられる競技に進化し、一流のクライマーはきりつただしいアスリートになった。